パソコンサウンドの一般常識

パソコンは色々なパーツが一つになって動くものです。パーツのメーカーも数多くあり、性能の良いパーツを使えばパソコンの性能が良くなる、という方程式ではありません。
パーツとパーツの相性が大切です。特にサウンドに関しては、オーディオデバイス自体の欠陥より、パーツとの相性によってノイズが発生するケースも多いので、パーツを選ぶ際には注意が必要です。
より良いパソコンサウンドを楽しむための、適切なセッティングの仕方をご紹介いたします。
  1. WINDOWS基本音量及オーディオデバイスのボリュームを調節する。 まずサウンドデバイスのボリュームコントロール最大にします。音を再生しながら、WINDOWS基本ミキサーボリュームを徐々に上げ、過度な出力にならないようにします。
  2. リソースを確保する。 システムのリソースが足りなくなりOS自体の処理速度が遅くなると、ノイズが発生する場合があります。ウィルス検知ソフトやシステム監視ソフトなど常に動いているアプリケーションはリソースを食い、システム速度を低下させます。
  3. グラフィックの負荷を軽減する。 十分なメモリが無い場合は、画面解像度や色数を減らすことでノイズを防ぐことが出来ます。最近のビデオカードは、それ自体のメモリ容量が大きいので、別に設定する必要はありません。 一部のグラフィックカードには過度のアクセラレートによりPCIバス占有率が高くなる点があり、トラブルが発生することがあります。グラフィックカードドライバーを最新ドライバーでインストールし、オーバークロックさせないことにしましょう。
  4. PCIカードIRQの確認する。 サウンドデバイスで、AGPカードもしくはLANカードと IRQ を共有にした場合、ノイズ発生の恐れがあります。 マザーボードと接するデバイスは、全てノイズの原因になりうると考えられます。特にAGPカードやLANカードが原因でノイズが発生することが多いので、IRQを共有しないようにスロットの入れ替えやデバイス点検を行ってください。
  5. グラフィックカードやLANカードとIRQの確認 多く現われる症状のひとつに、内蔵サウンドデバイスとトラブルが発生する場合や、AGPカードやLANカードとIRQ共有された場合が挙げられます。一部のグラフィックカードでは過度のアクセラレートによりPCIバス占有率が高くなり、トラブルが発生する場合があります。グラフィックカードドライバーは正式ドライバーを使用し、オーバークロックなどをせずにご使用ください。 コンピューター内ではサウンドデバイス以外のデバイスは全てノイズの原因になりうると考えられます。特にAGPカードやLANカードでノイズが発生する場合が多いので、スロットの入れ替えやデバイス点検を行ってください。
  6. IDEコントローラーの転送モードとハードディスクの確認 ハードディスクとCD-ROMドライブのデータ転送モードが正常に設定されていない場合、またはハードディスクデータケーブルが正しく接続されていない場合は、ノイズ等が発生しシステムのパフォーマンスが低下します。また、マザーボードに多くのハードディスクが取り付けてある場合や、転送速度(RPM)の異なるハードディスク間でデータ転送を行う場合も、音が途切れたりノイズが発生することがあります。この場合は、OSが設置されているハードディスクにファイルをコピーして再生してください。
  7. コンピューターの電源容量を確認する。 コンピューター内部の電源容量が足りない場合もノイズ発生の原因となります。 ハードディスクやDVD-RWドライブの取り付け以降にノイズが発生する、その場合の多くは電源不足が原因です。電源容量を増やすか、構成機器の変更を検討する必要があります。
  8. コンピューターを接地(ground)させる。 コンピューターに触れると瞬間的に静電気など電流が流れることを感じる場合があります。主な原因としてはマザーボードがうまく取り付けられず、電流がケースに乗って流れる現象で、組み立て状態を再点検する必要があります。 稀に、過度な電源で問題が発生することもあります。ノイズ予防のためにコンピューターの鉄製ケース部分に電線を取り付け、 スチール机または床に下ろすだけで静電気によるコンピューターの部品破損や、電流によるノイズ発生を防ぐ効果があります。
  9. 安定した電源を確保する。 コンセントに電熱器具と一緒に刺し込まれている場合や、建物の電気工事に問題がある場合も、ノイズ発生原因となります。 この場合は蛍光灯のちらつきもノイズ源となりますので、他のコンセントでお試しください。 HIFI機器を使用する際、電源問題や音への影響を防ぐため、遮蔽トランスなどの機器を使用し、安定的な電源を得るのが一つの例です。
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